( ‘-^ )bちょっと待って下さいその孵化…
_人人人人人人人人人_
>遺伝調整しませんか?<
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
※注)前回に引き続き「乱数」という単語が度々出てきますが乱数調整の話ではありません。
はい。
がりゅうです。
前回は唐突にBW2での孵化の仕組みの記事を書きました。
今回はここに記述した原理を用いますので、理解が怪しくなった時点で適宜記事を見返すようにしてください。
あの記事に書いたことはそれほど真新しい事実でもなくて、孵化乱数に明るい方なら既に、自然に理解している内容だと思います。ただ、今回の一連の記事は厳選勢向けということで、ひと通りの内容をまとめて説明する必要がありました。原理のみを丁寧に解説したサイトが見当たらなかったのも理由の1つです。
今回はここに記述した原理を用いますので、理解が怪しくなった時点で適宜記事を見返すようにしてください。
あの記事に書いたことはそれほど真新しい事実でもなくて、孵化乱数に明るい方なら既に、自然に理解している内容だと思います。ただ、今回の一連の記事は厳選勢向けということで、ひと通りの内容をまとめて説明する必要がありました。原理のみを丁寧に解説したサイトが見当たらなかったのも理由の1つです。
で、
わざわざこんな原理を説明したのは他でもなくこれから紹介する“新しい厳選法”のためです。BW2の育て屋の、個体値が確定してから親を変えられるという仕様を利用した方法で、私はこれをを“遺伝調整法”と名づけています※。今回はこの遺伝調整法について解説しますが、読者の皆さんの興味を引きつけるため、最初にその効果・威力の程を簡単にプレゼンしておきます。
※(3/20追記)どや顔で命名してしまいましたが、
一般的には婆前固定と呼ばれている方法だそうです。
※(3/20追記)どや顔で命名してしまいましたが、
一般的には婆前固定と呼ばれている方法だそうです。
本厳選法の特徴
普通に夢ニョロモを厳選してるときの原監督の顔
遺伝調整法を使ったときの原監督の顔
以上です。
事前準備
遺伝調整法を行うために準備しておくものは以下の通りです。
・メインROM(BW2、育て屋を使える段階までストーリーを進めてあるもの)
メインROMに必要なもの
・ジョインアベニューの保育所
・2種類の通常特性と夢特性が存在する種族のポケモンのうち、個体値を特定してある♂・夢特性♀のペア
・個体値を特定してあるメタモン
・パワー系アイテム(パワーウエイトなど)6種類
・親作り用ROM(BW1またはBW2)
親作り用ROMに必要なもの
・性格特性一致2Vを出せる程度の孵化厳選環境
また、必須ではありませんが『まるいおまもり』があると効率が上がります。
おおまかな流れ
今回は、遺伝調整法の中でも一番スタンダードで、汎用性の高いやり方を紹介します。
1. 育て屋にポケモンを預ける。
2. タマゴができる前にレポートを書く。
今回使用する親の個体値は以下の通り。
育て屋を出てすぐのところでレポートを書きます。
タマゴができたのですぐ受け取り、アベニューで孵化します。ちなみに、使用する保育所はこんな感じで一番手前に配置しておくといいと思います。
バトル検定で個体値測定します。3匹いれば検定を受けられますね。
※以下にある遺伝調整のテクニックはやや難しく、一度包括的に解説する必要があるので、理解できなければ今回は適当に読み飛ばしても結構です。後日遺伝調整テクニックについてまとめた記事を書く予定です。
いま、パワー系を持たせてあります。ということは、孵化乱数列の中の、本来(パワー系を持たせていない場合)3つ目の遺伝箇所を決める項(左の表でいうと5行目)が使われておらず、それによって非遺伝個体値も本来の2つ上の項を参照し
こんなことを考えると、パワー系を外したときの個体値を見てみたくなりました。
リセットして育て屋おばあさんの前に行きました。パワーアンクルを持っている♂チョロネコを引き取り、持ち物を外して再度預けます。
こうだったらしい
説明が面倒なパターンが出てしまいましたが、結論から言うとこれは、本来の遺伝箇所の1番目もしくは2番目にS(今回パワー系で固定していた箇所)があり、パワーアンクルをつけてもつけなくても非遺伝個体値(が参照する孵化乱数項)が変わらないパターンです。
それでは、メタモンを親にして個体値を下にずらす(8~9, 26~27, x1という個体値を見る)ことをやってみましょう。もしx1が高い値で、8~9がAの個体値となれば特殊型の高個体値として使えるチャンスがあります。
(約1時間経過)
それではこのタマゴで何か産んでみましょう。何がいいでしょうか。
この悩みを解消し得るのが遺伝調整法の強みです。パワー系が“機能している”とき、パワー系の持たせかえによって、非遺伝個体値をそのままに遺伝箇所を変える余地があります。
今回はありませんが、遺伝技が必要な場合はもちろん♂親に覚えさせておきます。
性格・特性の確認、ジャッジでV箇所の確認。
これらをこだわる場合についても解説を書いておきます。
孵化場所や性別も望みのものにできたら、今度こそ厳選終了です。
3. タマゴができたら受け取り、ジョインアベニューへ向かい保育所で孵化させる。
4. すぐ上のライモンシティにあるジャッジとバトル検定で、生まれたポケモンの個体値を確認する。
5. リセットし、預けたポケモンを一旦引き取って、パワー系アイテムを持たせ変える・親をメタモンに変えるなどして個体値の調整を図る。高個体値が出るか、高個体値を出せないと判断できるまで何度もリセットして調整を試す。
6. そのタマゴでは高個体値を出せないと分かった場合、リセットする。その後最初にできたタマゴをキャンセルし、レポートを書いて次のタマゴの厳選に移る。
7. 3 ~ 6 を繰り返し、高個体値を出せるようなタマゴを見つける。
8. 高個体値なタマゴが見つかったら、そのタマゴでどのポケモンを孵化させるかを決める。
9. タマゴの遺伝の仕方に合わせて、適切な両親を別ROMで作成する。
10. 作成した両親を用いてタマゴをつくる。生まれてきたポケモンのステータスを確認し、遺伝などが正しく行われていれば終了。
次項にて実例を、画像を交えながら解説します。
実例での解説
と
いうわけで
やはり実例を解説するのが一番分かりやすいと思います。
そこで、実際にこの記事を書いている今から遺伝調整法を使って厳選をして、解説を書いていこうと思います。
それじゃあスタート┗(^o^)┛
手持ちはこんな感じです。空を飛ぶ要員のカイリューと、メタモン。下2匹のチョロネコはこれから育て屋に預ける親です。(Nのチョロネコと4Uチョロネコ)
今回使用する親の個体値は以下の通り。
♂:おくびょう 30-30-30-30-30-30 @パワーアンクル
♀:がんばりや 30-30- 1-14-30-30 夢特性、@かわらずのいし
メタモン:れいせい 12-13-10-21-12-27
♂にパワーアンクルを、♀にかわらずのいしを持たせて育て屋に預けます。
育て屋を出てすぐのところでレポートを書きます。
タマゴができたのですぐ受け取り、アベニューで孵化します。ちなみに、使用する保育所はこんな感じで一番手前に配置しておくといいと思います。
1匹目の個体値はこうなりました。個性によりVはないことが分かっていたのでABSは全てUです。Hの12~13、Cの4~5、Dの24~25はいずれも、どちらの親も持っていない個体値なのでここが非遺伝箇所だと分かります。
遺伝箇所はともかく、非遺伝箇所の個体値がどれもあまり良くないですね。
調整しても高個体値にはならないでしょう。このタマゴは見送ります。
リセットしました。タマゴができるまで走ります。
最初のタマゴを受け取り拒否して、
レポートを書きます。これで次のタマゴを厳選できるようになりました。
次にできるタマゴを受け取ります。個体値を測りましょう。
こうなりました。非遺伝箇所は真ん中の3つです。
※以下にある遺伝調整のテクニックはやや難しく、一度包括的に解説する必要があるので、理解できなければ今回は適当に読み飛ばしても結構です。後日遺伝調整テクニックについてまとめた記事を書く予定です。
さて、26~27という値が高個体値かどうかは人によると思いますが、一応高個体値ということで、この値以外の非遺伝個体値を変えることを考えます。
孵化乱数列(推測)
(オレンジ枠はパワー系を持たせたときに使う項、水色枠は何も持たせていないときに使う項)
いま、パワー系を持たせてあります。ということは、孵化乱数列の中の、本来(パワー系を持たせていない場合)3つ目の遺伝箇所を決める項(左の表でいうと5行目)が使われておらず、それによって非遺伝個体値も本来の2つ上の項を参照し
ていると考えられます。(例外的な場合を無視すれば)
逆に考えると、今の状態からパワー系を外せば、非遺伝個体値として今の2つ下の項を参照してくれることになります。この場合、非遺伝個体値はいま3番目である26~27だけが1番目となって残り、26~27, x1, x2
という形になるでしょう。
こんなことを考えると、パワー系を外したときの個体値を見てみたくなりました。
リセットして育て屋おばあさんの前に行きました。パワーアンクルを持っている♂チョロネコを引き取り、持ち物を外して再度預けます。
レポートはしばらく書きません。
できたタマゴの個体値ですが…
あれ?さっきと全く変わっていませんね。まあこんなこともあります。
あれ?さっきと全く変わっていませんね。まあこんなこともあります。
こうだったらしい
(パワーアンクルをつけても、結局5行目のDを遺伝箇所としてとる)
説明が面倒なパターンが出てしまいましたが、結論から言うとこれは、本来の遺伝箇所の1番目もしくは2番目にS(今回パワー系で固定していた箇所)があり、パワーアンクルをつけてもつけなくても非遺伝個体値(が参照する孵化乱数項)が変わらないパターンです。
つまり最初に出た3つの非遺伝個体値は本来の非遺伝個体値で、これよりも下の項を参照させることはできないということです。
それでは、メタモンを親にして個体値を下にずらす(8~9, 26~27, x1という個体値を見る)ことをやってみましょう。もしx1が高い値で、8~9がAの個体値となれば特殊型の高個体値として使えるチャンスがあります。
リセットして、持ち物なしのメタモンを♂親と交換します。できたタマゴの個体値を測ります。
細かいことですが、
片親をメタモンに変えると孵化した後の手持ち3体のうち2体が被るので、バトル検定に入るにはボックスから別のポケモンを引き出さないといけません。一応ホドモエシティのPWTに行けば、同じポケモンを2体以上出場させられるのでこの手持ちでそのまま個体値測定ができます。
片親をメタモンに変えると孵化した後の手持ち3体のうち2体が被るので、バトル検定に入るにはボックスから別のポケモンを引き出さないといけません。一応ホドモエシティのPWTに行けば、同じポケモンを2体以上出場させられるのでこの手持ちでそのまま個体値測定ができます。
ゴミでした( ◔‿ゝ◔‘)。分かりづらいですが非遺伝箇所は8~9, 26~27, 0~1です。3番目に0~1がきてしまいました。
となると、このタマゴで高個体値は見込めないでしょう。残念でした。次のタマゴに移りましょう。
この後、リセットして個体値を調べたりタマゴを拒否してレポートを書いたり…の繰り返しです。その全てをここに記述するのは不毛なので、高個体値タマゴが出るまでの過程はスキップします。
(約1時間経過)
はい
こんなのが出ました。Bの0~1は♀親からの遺伝なので、A以外は全て20以上です。遺伝調整の必要もなさそうな個体ですね。
ハネで4振りして個体値を完全に特定した結果、
先-8-後-24-25-パ ということになりました。(パはパワー系を持たせた方からの遺伝を表す)
ちなみに夢特性(⇔♀の特性を遺伝)です。
使用するタマゴが確定したので、念のため親を引き取ってレポートを書いておきます。不意にタマゴができてしまうのを防ぐためです。
それではこのタマゴで何か産んでみましょう。何がいいでしょうか。
特殊型です。夢特性も可能です。CがVではないので、アタッカーというよりはやや耐久寄りのポケモンがいいでしょう。
…
再生力ヤドンということにします。
ちょうどHBをVにできるのでピッタリでしょう。
しかし、1つだけ不満が生まれます。
今回のタマゴの遺伝箇所はHBSですが、ヤドランのSがVになってもあまり嬉しくありません(個人的には)。どちらかというと、CかDがVになって欲しいところですね。
この悩みを解消し得るのが遺伝調整法の強みです。パワー系が“機能している”とき、パワー系の持たせかえによって、非遺伝個体値をそのままに遺伝箇所を変える余地があります。
パワー系による確定遺伝箇所をSではなくCにしましょう。このとき、個体値は
先-8-後-24-25-パ から 先-8-後-パ-24-25 になります。
C, Dにあった24, 25という個体値がD, Sにスライドしました。こっちの方がいいでしょう。
結局、先-8-後-パ-24-25 夢特性 というタマゴをヤドンで孵化させることになりました。これに必要な親ポケモンは、
♂:HC
♀:性格一致夢B
で、♂にパワーレンズ、♀にかわらずのいしを持たせて孵化をできれば成功です。
パワーレンズはどちらの親に持たせてもいいので、♀をBCにして♂をHだけの1Vにしてもいいですが、♀は夢特性を狙う以上厳選難易度が少し高いので、バランスをとって2Vは♂で狙った方が楽です。
今回はありませんが、遺伝技が必要な場合はもちろん♂親に覚えさせておきます。
上記の親をサブROMで厳選です。今回はたまたま、♂親を孵化余りから流用することができたので楽チンです┗(´^‿ゝ^`)┛。
親ができたので輸送します。
輸送が終わったら、親2匹を育て屋に預けます。
確認作業の後リセットする可能性があるので、この直後にレポートを書いておきます。
孵化場所をこだわることはできますが、今はステータス確認の段階なので手っ取り早くアベニューで孵化します。
性格・特性の確認、ジャッジでV箇所の確認。
事前に個体値を完全に特定してあれば、めざパのタイプでのチェックもできます。(遺伝箇所の個体値をVに変えているので、厳選中に出たチョロネコのものとは異なります。)
さらに念を押したい方は、バトル検定やPWTでレベル50時の能力を確認してもいいと思います。(これで良さそうですね)
孵化場所や性別にこだわらない場合は、これにて厳選終了となります。
やったあ ʅ( ◜‸‾)ʅ(‾‸◝)ʃ(‾‸◝
)ʃ
孵化場所を変えるには、リセットした後好きな場所でタマゴを孵化するだけです。
性別を粘る場合は、タマゴができた後、タマゴを受け取る直前にレポートを書いて孵化→リセットを繰り返します。タマゴができた時点で個体値は確定しますが、そのタマゴを受け取るまで性別は確定していないので、この方法で性別厳選ができます(BW2版爺前固定)。
孵化場所や性別も望みのものにできたら、今度こそ厳選終了です。
やったあ ʅ( ◜‸~)ʅ(~‸◝)ʃ(~‸◝
)ʃ
後書き
どうでしたか。従来のものとはかなり異なる厳選方法だと分かってもらえたと思います。
メタモンを親にして個体値を下にずらす…などのいわゆる遺伝調整のテクニックについては、記事を書いていてなかなか説明が難しいと思ったので今回のメインテーマからは外しました。別記事でしっかり解説する必要がありそうなので、もうしばらくお待ちください。
ただ、前回説明した原理を使っているだけなので勘のいい人はすぐ理解できるかもしれません。
今回の方法はどのポケモンを厳選するかを指定しない方法であり、ある特定のポケモンだけが必要なときには使いづらいのではないかと思う方もいると思います。
確かにそうですが、その場合は遺伝箇所や特性で適度に足切りをかければ効率が保たれます。その方法についてもいつか紹介しますので、遺伝調整法に興味を持たれた方は是非今後の記事に期待してください。
追記
blogger書きづらすぎてハゲた
追記
blogger書きづらすぎてハゲた
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