今回はもう2週間以上も前に終了したシーズン4のスペシャルレート「さかさバトル」についての考察(雑感)と使用構築を書きたいと思います。日本語がおかしい部分、表記のゆれは笑って見逃してください('ε')
まず、さかさバトルでメタるべきポケモンをいくつか挙げてみましょう。
・ガルーラ
シングルレートでも環境のトップに君臨するポケモンですが、さかさバトルではタイプ一致のノーマル技を半減するポケモンが存在せず、数値で受けるしかないという壊れ性能っぷり。PGL使用ポケモンランキングでも堂々の1位に輝きました。・ポリゴン2、ラッキー
さかさバトルではノーマルタイプの弱点がゴーストとなり、ゴーストタイプの技は高火力の物が少ないので相対的に耐久が上昇したといえます。特に、「とくぼう」が高いラッキーを突破するのは積み技なしでは困難であり、非常に厄介でした。・キノガッサ
シングルレートではファイアローの台頭のせいでう5世代ほどの活躍を見せなくなりましたが、さかさ環境では一転攻勢、ひこうタイプを1/4で受けられるため大暴れ。草タイプの技の通りがよく、「キノコのほうし」が効かない草タイプに一致弱点を打てるという点も強いポイントです。・ラティオス
フェアリータイプの追加、メガガルーラやメガクチートなど「ふいうち」持ちの増加により息をひそめていたラティオスでしたが、さかさではその本来の強さを取り戻しました。高い素早さから放たれる一致「りゅうせいぐん」の火力はやっぱりすごいですね。油断すると突然壁張り出すので注意しましょう。etc・・・
といった感じでしょうか。他にも挙げたいところですがキリがないのでこの辺で。
さかさバトルではその偏ったタイプ相性から、シングルレートより比較的簡単に受けが成立すると私は考えています(まずラッキーが堅すぎ)。そのせいもあってか、定かではありませんがシーズン後半、レーティング上位のPTには一撃必殺技もちのポケモンが複数匹並ぶことも少なくありませんでした。(スイクン、カビゴン、フリーザー、オニゴーリ、ラプラスなど)
さかさバトルのPTを組むにあたって、最終的に必要な要素を自分なりにまとめてみるとこうなりました。
①ガルーラ(ガルーラメタに回るよりも自分で使う方がはやい)
②ガルーラをみることができるポケモン(イカサマ持ち耐久ポケモン、ゴツメなど)
③一撃必殺技をもったポケモン
④催眠対策orキノガッサにっょぃポケモン
これを満たしつつ、PTを受けよりにするか攻めよりにするかが肝だと思います。
以上を踏まえて、今回自分が使用していた構築がこちらです。
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
ガルーラ@メガ | 恩返し | グロウパンチ | 不意打ち | 岩雪崩 |
フーディン@メガ | サイコキネシス | シャドーボール | エナジーボール | 守る |
ポリゴン2@輝石 | イカサマ | トライアタック | 10万ボルト | 自己再生 |
カイリュー@弱点保険 | 神速 | 10万ボルト | 龍の舞 | 羽休め |
パルシェン@襷 | つららばり | ロックブラスト | とげキャノン | 殻を破る |
カビゴン@アッキの実 | のしかかり | 地割れ | 眠る | 寝言 |
以下、個別詳細です。
○ガルーラ(性格:いじっぱり、特性:肝っ玉→親子愛)
実数値:181-161-100-x-100-142→181-194-120-x-120-152
努力値:4-252-0-0-0-252
メガ枠その壱。当初はれいとうビームを採用していましたが、クレベース以外には腐っていたので岩雪崩に変更しました。グロウパンチを積んだ状態でポリ2と対面し、どうしてもポリ2をガルーラで処理しなくてはいけない場合に約50%で突破できるのが強みです(ズル)。猫だましはどうせ守られるので必須ではないと思います。
高レートのメガガルーラはHA振りが多かったように感じます。(メガフーディンの親子愛シャドボを耐えられて負け)
○フーディン(性格:ひかえめ、特性:マジックガード→トレース)
実数値:131-x-65-205-105-172→131-x-85-249-115-202
努力値:4-0-0-252-0-252
メガ枠その弐。初手に出してメガガルーラの親子愛をトレースして全抜きするエースとして採用しました。
シーズン初期は初手ガルーラ対面でメガ進化せずにまもる→2ターン目メガ進化シャドボで容易に全抜きできましたが、環境にメガフーディンが一定数いたため、初手フーディンと対面したガルーラが1ターン目にメガ進化しないことが多くなりました。そのためシーズン後期は1ターン目でメガ進化して守る→2ターン目後ろに交代し、死に出しで親子愛をトレースすることで勝ち筋を作り出す試合が多かったです。
技は一致技のサイキネ、役割上外せないシャドボ、範囲が広いエナボ(シグナルビームでも可)、安定の守るで埋まりました。
ちなみに親子愛トレース後はサイキネで無振りガブリアスが確定1発(高乱数だったかも)です。
また、ゲンガー(最速前提)対面において、S関係はメガ前が(ゲンガー>フーディン)であるのに対してメガ後は(ゲンガー<フーディン)なので初手からメガ進化エナボが安定します。(H無振りメガゲンガー確定1発)
【余談】 ファイアローに死に出しして「はやてのつばさ」めざ飛を打つ予定でしたが無振りアローに確定3発なのでやめました。
○ポリゴン2(性格:ずぶとい、特性:トレース)
実数値:191-x-151-125-121-80
努力値:244-0-220-0-44-0
ガルーラをみる枠。調整はシングルの物を流用しました。技もシングルの冷凍ビーム→10万ボルトにするだけでさかさ用になるので楽でいいですね。親子愛ポリ2は強い(確信)
○カイリュー(性格:ゆうかん、特性:マルチスケイル)
実数値:197-200-115-120-126-90
努力値:244-220-0-0-44-0
謎枠。調整は忘れました(迷宮入り)。神速が最強だと思っていたのでSなんていらんやろwwwwwと強気のゆうかん。地震を打ってきそうなポケモンに対して羽休めから入るとHP満タンA,C2↑カイリューができあがることで自分の中で話題に。シーズン後半になるにつれて選出しなくなりました( ´◔ ‸◔`)?
技は神速は確定。カバルドン、ガブリアス、その他草タイプに優位に立てる10万ボルトを採用しました。正味龍の舞は逆鱗でもよかったと思います。
○パルシェン(性格:ようき、特性:スキルリンク)
実数値:125-147-201-x-65-134
努力値:0-252-4-0-0-252
当初は防塵ゴーグルを持たせキノガッサをみる枠でしたが、ラストに採用したカビゴンによってキノガッサをある程度みれるようになったので安定して殻を破れる襷を持たせました。絶対零度をうつフリーザー、ラプラス、オニゴーリにめっぽう強く、一度積めば相手を半壊させられるのはシングルと変わりありませんでした。
ノーマル技である「とげキャノン」を採用してみましたが、めっっっっっっっっっっっっっちゃ弱かったので「ハイドロポンプ」にでもしましょう。
○カビゴン(性格:しんちょう、特性:あついしぼう)
実数値:257-130-110-76-162-50
努力値:172-0-196-0-140-0
一撃枠兼催眠対策枠。耐久調整は忘れました(迷宮入り)。
さかさのカビゴンはのろい恩返しねむねご@食べ残しか、のろい恩返しねむる地割れ@カゴのイメージが強いですが、今回はアッキの実で詰ませ役として採用してみました。相手が受けよりの場合、1体無理やり倒してこいつで眠る連打してれば3-2で勝てる試合も少なくありませんでした。地割れカビはカビミラーに強いのでうんぬんかんぬん。ちなみにみがわりマンには勝てないのでさっさと引きましょう。
技は地割れ、ねむねごがコンセプトなので確定。ラス1は火力よりも追加効果期待でのしかかりを採用しました。地割れを8回打って当たらなくてもねむねごで+α回打てるので問題ありません✌(’ω’)
ちなみに此方カビ@2、相手ゴツメモジャンボ+ラッキーとなった試合でカビが地球投げ3回とやどりぎ3回のダメを耐えて受けられたのでH無振りはおすすめしません。
最終的にこのPTになってから何試合したかは覚えてませんが、シーズン4スペレ最終レート1872で100位以内に入ることができました。 (95勝54敗)
最後に、せっかくなので現在シングルレートでは全く見かけないにも関わらず、さかさバトルで活躍したポケモンたちをここで供養しようと思います。
・ミルタンク
隠れ特性「そうしょく」のおかげでキノガッサのメタとして採用されていました。大抵ゴツメです。ガルーラのグロウパンチ→恩返しを耐えないので物理受けとしては不十分だったように思えます。・ゴーゴート
弱点である草タイプを特性「そうしょく」により消せる草タイプであり、さかさバトルのために生まれてきたと言っても過言でないポケモン。技構成はウッドホーン、ビルドアップ、ミルクのみ@1が王道です。・ラプラス
こいつも特性「ちょすい」により弱点を消せたポケモンのうちの1匹。チョッキを着こんで「ぜったいれいど」を連打するさかさバトル不穏筆頭ポケモン。・クレベース
受けとして優秀な氷タイプ、またその圧倒的防御の高さからシーズン4開始前から注目されていたポケモン。シーズン初期はゴツメでガルーラを見ることができていましたが、ガルーラが「れいとうビーム」を持つことが多くなってきたためにシーズン中盤では思うように活躍できていなかったように感じます。しかしシーズン後期、一撃技環境ともいえる事態になり、特性「がんじょう」の受けポケモンとして再び注目が集まりました(というかこのPTに刺さってる)。
・フリーザー
優秀な氷タイプ、準伝説ならではの高耐久、一撃必殺「ぜったいれいど」をもつという三拍子揃ったポケモン。一撃技を打つポケモンの中では比較的素早さがはやく、一撃技を空かす「みがわり」の採用が目立ちました。クレベースを突破できる点も高評価です。・オニゴーリ
隠れ特性「ムラっけ」を活かすために初手「まもる」から入り、「みがわり」と「ぜったいれいど」を連打する恐ろしいポケモン。残り1枠は「こおりのいぶき」採用が多く、持ち物は大抵「たべのこし」でした。レート1900↑の人で自分が当たった人だけでも3人はこのポケモンを採用しており、さかさバトルの魔境っぷりが伺えます。今ここで挙げられたポケモンたちは決してレート1400代が使っているポケモンたちではなく、1800以上で多く採用されていたポケモンたちです。驚愕ですね・・・・
さかさバトルはフレ戦でも遊ぶことができないとても不遇なルールですが、いつかまた対人でさかさバトルができる日が来ることを祈って記事の〆にしたいと思います。
長文をここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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